今回は、前回までのまとめです。
前回「6年後の進路B=中学からの中高一貫校へ」 はこちら
3回に分けて、小学校を持っている中学に進まれた方と、持っていない中学に進まれた方、さらに、後者を大学附属校と、中高一貫校に分けてお話してきました。
もちろん、これは一つの分け方です。共学校・男子校・女子校の別や国立・私立・公立の別や、地域別など様々な分け方があります。ここでの3つの分け方は、その中学校の中学3年間が、小学校・中学・高校・大学と繋がる学生生活の中で、どのような3年間になるのかを大きく左右する制度的な部分に注目しての分け方です。
どのように中学を選んだか理由をお聞きすると、この部分を重視して選択された方が多数派だったからです。これ以外の理由としては,校風・伝統、大学進学実績、偏差値、通学の便、やりたいクラブ活動の有無、お父様やお母様の出身校、兄弟姉妹の在学校、親元を離れての寮生活の魅力、特待生としての合格など様々な理由が伺えました。もちろん、それらを総合的に勘案しての最終選択です。
ご両親のご意向が強い場合もあれば、本人の意向が強い場合もあるようです。ただ、小学校受験の際の最終選択と大きく違うのは、親子での十分な話し合いの上での、本人の理解・納得が必ずなされていることです。もちろん、小学6年生の理解はご両親のご理解とは違います。しかし、幼稚園の年長児の理解・納得とは本質的に全くの別ものです。
このことをご両親はお忘れにならず、小学校生活の中に中学受験という選択肢を入れるのか入れないのか、入れるならどのように入れていくのかをよく考えてあげていただきたいと思います。
(2015年5月18日)
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