親子で学ぶ小学受験　本好きの子に育てる

「楽しかった!!」

聖学院小学校合格　　Ｔ・Ｙさんのお母様

　年長の６月上旬、「聖学院について本格的に調べてみようかな…」と思い立ったのが我が家の受験の始まりでした。私が幼稚園の卒園生であり、小学校入学に関しては漠然とした思いを抱えてはいましたが、現実的には検討したことがありませんでした。
　そこでオープンスクールに参加して校長先生のお話、授業の様子、先生方やＰＴＡの方々のお話を伺ってみると、我が家の教育方針と合う校風であり、娘にも合いそうだと感じることができ“この学校を受験させたい”との思いに至りました。必ず私立に…とは考えておらず、受験させるのは校風が合う・ミッションスクールである・自宅から徒歩圏内に学校があるという条件に合う聖学院のみ、それで駄目だったらそれもご縁と導きであると受け入れて公立へ通わせる…と、志望校を一校に絞ってのトライとなりました。
　受験をさせようと決意はしたものの、受験対策に関する知識はゼロに近い状態からのスタートでしたので“さて、今から受け入れてもらえる塾なんてあるのかしら…”と困りながらいくつかのパンフレットを眺めていて、目に留まったのが若鷲会でした。
　親としては、短期決戦とは言えただ詰め込むのではなく、娘の良いところを伸ばしつつ努力をしたいと考えていた為「本好きな子どもに育てる教室」というフレーズから“本が好きな娘に合いそうな教室”“受験だけが目的ではなく、子どもに大切なことも学ばせていただけそう”と感じることができ、連絡をとってみることにしました。
　電話をする前は“今からですか？”と呆れられるのではないかと緊張していましたが、長倉先生は娘の性格などを聞きながら、今後どうしたら良いかを丁寧にアドバイスしてくださり、温かく受け入れてくださいました。娘が保育園に通っていて夏季にもまとまったお休みが無いことも理解してくださり、まずはその時点で受講可能なクラスに参加させていただくことになりました。
　親子で緊張しながら迎えた初日。初体験だらけのペーパーや行動観察に泣いている声が聞こえてきて、正直なところ“やはり短期集中は無理なのかしら…”と落ち込みました。それでも長倉先生に親子ともども励ましていただき、娘は鈴木先生に叱咤激励を受けつつ頑張り、何とか最初の講習を終えることができました。娘に感想を訊いてみると、あれほど泣いていたのに「お友達ができたよ。本が借りられるから楽しい。できないことがあると悲しくなっちゃうけど頑張ったよ」と意外な反応で、親の方が励まされた気がしました。
　しかし、仕事の都合で受けられる講習が限られていましたので“親としてできることは何か？”“今までの積み重ねがない分、講習と講習の間の時間を無駄にせずに自宅でも努力をしよう”と考え、娘が少しでも自信を持って講習に臨めるように、毎日帰宅後に３０分〜１時間、講習で受けた問題と似た項目を繰り返しトレーニングしました。時には熱が入りすぎて厳しくしてしまうことや、娘が涙を流しながら問題を解くこともありましたが、不思議と本人が嫌だと言うことが無く、得意な問題は「もっとやりたい」と楽しんでおり、苦手な問題は「先生がこうやると良いって…」とアドバイスを思い出したりしながら解き、「なが先生（若鷲会）の所に行くのはいつ？○○ちゃんもいるかな〜」と次の講習を目標に頑張っていました。
　いざ講習となるとやはり、緊張の上に難しい問題が出ることで泣きながら…の受講になってしまう娘でしたが、鈴木先生のことを信頼しているようで、終了後は必ず「鈴木先生が教えてくれたから〜…」と解き方のコツを思い出して復習に取り組んでいました。
　一方私は、様々な学校の先生方のお話を伺う場を与えていただき、志望校との比較や子どもの教育を見つめなおすことができ、非常に充実した時間を過ごさせていただきました。
　鈴木先生が娘の笑顔をほめて下さったことが親として背中を押していただいた気持ちで、試験当日には「若鷲会が楽しかったように、今日も新しいお友達と知り合える人思って楽しんでいらっしゃい。あなたの笑顔は素敵。できない問題は気にせずスマイル！スマイル！」と娘に声をかけて試験会場に送り出してあげることができました。試験から戻ってきた娘の第一声は満面の笑みと共に「楽しかった！！」でした。
　ご縁をいただくことができ、娘の笑顔がさらに輝いたことは言うまでもありません。
　短い期間でしたが、長倉先生に温かく迎え入れていただき、鈴木先生に励ましていただいたおかげで、親子ともども受験短距離走を諦めずに走りきることができました。感謝しております。本当にありがとうございました。

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